第10回 アメニティーグッズも宝の山?

どんどん、溜まっていくモノ。一体どうしたら減らせるのか???使っていなくても、新品やまだ使えるものは捨てにくいですよね。その気持ち、とってもよくわかります。

先日、こんな質問がありました。「旅行に行くと必ずホテルのアメニティーグッズを持って帰るのですが、溜まる一方なんです。」使わなかった歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップなど、もったいない精神にスイッチがはいってしまうのでしょうね。

来客用に取っておくとしても各5本もあれば充分でしょう。

結局、使い切れずに在庫過剰になるのです。ですから、シャワーキャップなども頭にかぶるのではなく、違う目的に使ってみてはいかがでしょう。例えば、雨天時の自転車サドルの雨よけカバーとして使ったり、パン作りをする人ならパンを発酵させる時にラップ替わりにボールにかぶせるとゴムのギャザーが付いているので便利です。

綿棒 口紅の容器内残量も綿棒を使うと、最後の最後まで使いきれる
歯ブラシ 蛇口やタイル、コンロ周りの掃除に使用
シャンプー 毛糸洗いの洗剤として使用(髪の毛とウールの成分が近いので代用)
化粧パフの洗剤として使用

新たな使い道で生まれ変わる

カップが割れて、ソーサーだけが残っても、それをすぐ捨てることは難しいかも知れません。そんな時は違う使い道に転用してみてはいかがでしょう。食器として使うのではなく、小さな植木鉢の受け皿にしたり、指輪やピアスを入れるアクセサリートレーにするのも方法です。もったいないからとっておくと言う発想から、今すぐ使えるモノとして新たな価値を見つけることがモノを活用するコツです。外国人の奥様は日本の伝統的なモノを工夫するのが上手です。古くなった漆器椀や抹茶碗をお化粧のおしろい入れにしたり、着物の帯をテーブルライナーにしたりと自由な発想で使いこなしています。是非、溜めておくだけになっているモノを今すぐ使えるように新たな命を吹き込んでみてはいかがでしょう。

萩中 留美子

プロフィール
萩中 留美子 / 公認整理収納アドバイザー

札幌出身。短大卒業後をニトリに入社、販売員を経て単身渡米。カレッジにてインテリアデザインを専攻し、学位取得。帰国後、インテリア・住宅関連等の仕事に従事し、2008年に独立、PIC & Designを設立。現在、公認整理収納アドバイザーとして講演活動や「汚宅」の片付け業務に携わる。道新文化教室(千歳)、経専北海道観光専門学校、経専調理製菓専門学校にて講師担当。

イントロダクション
短大を卒業してからニトリに入社し、販売員を経て単身渡米しました。アメリカの大学でインテリアデザインを学び、帰国してからはインテリアや住宅関連の仕事に携わり、2008年に独立しました。このブログでは整理収納アドバイザーが片付けのヒントになるような、「目から鱗」のお話を伝えていきます。また、整理収納のセミナーも随時開催中です。