第6回 キッチン収納のワザ

一つのモノで多目的に使える道具を使うと、家の中のモノも次第に減っていきますよ。例えば、缶切りと栓抜き1本になっていれば、単体の缶切りと栓抜きはいらないということです。逆を言えば、これも便利、あれも便利と1個で1つの機能しかないモノを買っているともちろん、モノは増えますからね。ご用心!!アメリカ生活の時は缶切りで済むようなことでも電動缶オープナーのような家電製品使っていましたから、今から思えば笑っちゃいますね(笑)

それでは今回はキッチン収納のワザをお伝えします

<仕切り技>
キッチンの引き出し内は細々と小さなモノがいっぱいです。引き出しを開けた瞬間に一目で何処に何があるかがわかる様にすると便利です。市販の仕切りトレーは便利な様で、持ち物量とトレーの仕切りの容量が一致しない場合が多いので使い難いことがあります。自分の引き出し専用にオリジナル仕切りを作るのが一番です。1L牛乳パックを上から下に縦半分に切り、左右に分けてトレーを作るとお箸やカトラリーの収納に便利です。お弁当用の小さな円形アルミホイルはサランラップの空き箱を利用するとフィットします。

<突っ張り技>
ツッパリ棒を2本渡すだけで棚板代わりに変身。食器棚の棚板間の上部に空間が生まれる場合はいっぱいに皿を積み上げると取り出し難く、しまいづらくなってしまいます。ツッパリ棒を活用し棚板風にすると、上部に軽いストローや割り箸、紙ナプキン等をしまうことも出来ます。棚板のダボ穴が欲しい位置に無い場合にもこの方法がお薦めです。但し、荷重制限に気をつけましょう。

<透かし技>
プラスチックカゴを選ぶ時は黒や白でなく、なるべく透明を選ぶと良いでしょう。透明であることで中味が良く見え、使い勝手が倍増します。手が届き難い場所にはカゴにハンドルが付き、小さなコロが付いていると取り出しが簡単に!

萩中 留美子

プロフィール
萩中 留美子 / 公認整理収納アドバイザー

札幌出身。短大卒業後をニトリに入社、販売員を経て単身渡米。カレッジにてインテリアデザインを専攻し、学位取得。帰国後、インテリア・住宅関連等の仕事に従事し、2008年に独立、PIC & Designを設立。現在、公認整理収納アドバイザーとして講演活動や「汚宅」の片付け業務に携わる。道新文化教室(千歳)、経専北海道観光専門学校、経専調理製菓専門学校にて講師担当。

イントロダクション
短大を卒業してからニトリに入社し、販売員を経て単身渡米しました。アメリカの大学でインテリアデザインを学び、帰国してからはインテリアや住宅関連の仕事に携わり、2008年に独立しました。このブログでは整理収納アドバイザーが片付けのヒントになるような、「目から鱗」のお話を伝えていきます。また、整理収納のセミナーも随時開催中です。