第4回 衣替えのポイントレッスン

すっかり、春らしい陽気になって来ましたね。さて、衣替えはもう終わりましたか?
まだという人のために出来るだけ簡単に、効率よく衣替えをする方法をご紹介します。

ポイント1 : 透明で同じサイズの衣装ケース!

これって収納の基本です。サイズがバラバラですと重ねても不安定で、無駄なスペースが生まれます。そして、引き出し式の衣装ケースにすることです。こうすれば、いちいち中味を入れ替える必要がなく、引き出しの交換だけでOK。逆に上ブタ式の衣装ケースは容量が多いのですが、出し入れする度に上のものをよけるという作業が増え大変です。更に透明でキャスター付きなら完璧です。

ポイント2 : アイテムごとに必要枚数を決める

旅行の時は宿泊日数に応じて、Tシャツ5枚、パンツ3本という様に考えてパッキングしていると思います。家での収納もこれと同じ考えでアイテムごとの定量数を決めると良いですよ。

定量数は人によって様々ですが、定量の決まりを作っておくと、衣類が増えすぎるのを防げます。例えば、定量数を超えて新しいスカートを1枚買った時はもう着なくなったスカートを1枚手放す。こんなモノの循環が出来るとモノも増えません。もし、枚数を数えるのが面倒な人は「衣装ケース2段分に入る分だけを持つ」というように収納枠を決めてみるのも良いでしょう。是非、衣替えの時に考えてみて下さい。

ポイント3 : においケア

押入れの中は湿気が溜まりやすく、匂いやカビが発生しやすい場所です。ですから、湿気対策も大切です。市販の除湿剤の他にも、海苔に入っている乾燥剤も上手に利用して下さい。乾燥剤のシリカゲルの原料は水晶や石英等の自然な成分で毒性がないので安心です。

そしてラベンダーなどのアロマオイルがあればコットンにしみこませ、小さなジップロックに入れてタンスの中へ。袋の口を少し開けておけば、良い香りがするだけでなく、ラベンダーの防虫効果もあります。

萩中 留美子

プロフィール
萩中 留美子 / 公認整理収納アドバイザー

札幌出身。短大卒業後をニトリに入社、販売員を経て単身渡米。カレッジにてインテリアデザインを専攻し、学位取得。帰国後、インテリア・住宅関連等の仕事に従事し、2008年に独立、PIC & Designを設立。現在、公認整理収納アドバイザーとして講演活動や「汚宅」の片付け業務に携わる。道新文化教室(千歳)、経専北海道観光専門学校、経専調理製菓専門学校にて講師担当。

イントロダクション
短大を卒業してからニトリに入社し、販売員を経て単身渡米しました。アメリカの大学でインテリアデザインを学び、帰国してからはインテリアや住宅関連の仕事に携わり、2008年に独立しました。このブログでは整理収納アドバイザーが片付けのヒントになるような、「目から鱗」のお話を伝えていきます。また、整理収納のセミナーも随時開催中です。