第40回 フォーシーズンカラーレッスン⑥


フォーシーズンカラーのレッスン、今回は第6回目となります。
扱うシーズンは、前回の「夏」と同じブルーベースの「冬」です。
ブルーベースの色合いは、冷たさを感じる色。「夏」のソフトでスモーキーな色合いとは真逆の、ビビットな色彩が中心になります。冬の夜空に輝くネオンのように、凛としたカラーがメインのグループです。それぞれのシーズンの見極め方は第1回、第2回で予習しています。もし途中で忘れてしまったら、そちらもご参照いただけたら幸いです。

冬の夜空

冬のカラーは、「冬の夜空のような」と形容されることがあります。
カラーパレットには、ビビットなカラーの他、パステルカラーよりも淡いアイシーカラーが並びます。
ブルーベースですから、青~紫のバリエーションが豊富です。暗く濁りのないトーンが得意で、「ハンサムな」カラーが特徴と言えるでしょう。

インテリアに取り入れることで、クールでモダンなイメージを演出できます。

分類の条件

ここで、冬カラーの分類条件を、チェックしてみましょう。

色の温冷感で分けた場合、ブルーベースは冷たい色になります。
ブルーベースの中で、夏のパステルカラーよりも明るいアイシーカラー、ビビッドカラー。暗く濁りのない色、が冬のカラーです。
濁色は含みません。

色の分類

色の分類の仕方を、フォーシーズンに分けてご説明してきました。
分類の種類は「色相」「トーン」「明度」があります。
色相は、イエローベースとブルーベースに分けることができます。イエローベースは「春」と「秋」。ブルーベースは「夏」と「冬」です。
トーンで分けると、清色は「春」と「冬」。濁色は「夏」と「秋」。
明度で分けると、明るい色は「春」と「夏」。暗い色は「秋」と「冬」というように分けることができます。
グループを把握し、選択することで、多色使いにもまとまりが生まれるのです。
ファッションやファブリックでの色選びに、フォーシーズン理論は大活躍します。

まとめ

冬色は、ビビッドで凛々しい雰囲気があります。
モダンで個性的に演出したい空間におすすめです。北欧柄でもおなじみのカラーですね。
さて、これで四季の彩りのレッスンは終了です。次回はフォーシーズンカラーレッスンの最終回。色の見分け方のおさらいをしたいと思います。
ぜひ、マスターして、日常生活に役立ててください!

アズマ レイコ

プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター

2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。

イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!