第13回 「紫」その高貴なる色

20131120「紫」その高貴なる色

紫。古来より高貴な色とされてきた色です。
インテリアとしてはあまり使用頻度の高くない色です。好き嫌いのはっきり分かれる「紫」。今回は、この「紫」についてのお話です。

高貴な色

古代ローマの時代から、紫は高貴な色として皇帝の衣料に使われてきた色です。
単純に自然界で紫色をだす染料が無く、超高級編だったのも1つの理由です。貝の分泌物で染めるわけですから、それはもうたくさんの貝が必要でした。勿論一般人には使うことの出来ない禁色でした。

畏怖させる色

紫を見た時の内分泌系の変化の1つとして、ノルアドレナリンが自律神経の末端に分泌される、というものがあります。
落ちつかない、不安を感じる、というような効果を起こします。
権力者が何故紫を好むのか、という理由の1つとして、「人を畏怖させる」という効果を利用したのではないかという説もあります。

好き嫌いの大きな色

この紫が「畏怖させる色」だと聞いたとき、私がパッと頭に思い浮かべたのは、中学生の頃学ランをカスタマイズしていたチョイ悪同級生の、学ランの裏の色でした。ある種の趣味の方にとっては、紫はとても好まれる色でもあります。竜の刺繍も紫色も、「威嚇」の一種だったのかしら、と思ったものです。
好き嫌いの分かれる紫ですが、やはりリビングなどの寛ぎ空間で使うにはあまり向かない色です。これまでもお話ししてきました通り、ビビッドなものは落ちつかない色ですので、「明るく」(ラベンダーの色など)、「暗く」(ボルドー系)、「面積を小さく」(クッション程度の面積)などすることで、インテリア向きにすることをオススメ致します。

アズマ レイコ

プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター

2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。

イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!

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