第30回 洗面所かパウダールームか

あなたは朝起きたら、まず最初に何をしますか?
カーテンを開けると答えた人は自分を取巻く環境、そうです!インテリアに興味のある方です。
朝の光を感じながら洗面所へ・・・

素敵な洗面化粧台がいっぱい

最近の若いママさんたちは子育てしながらでも自分らしいおしゃれを楽しんでいますね。
お化粧にも時間を取っていらっしゃる方が多く見受けられます。そういう方は洗面所を単に洗面所としてではなく、パウダールーム(化粧室)ととらえています。

収納重視の箱型洗面台ではなく、洗面ボウルと水栓金具にこだわったカウンター式の洗面化粧台が多くなってきました。水栓を扱うメーカーには輸入物のすてきな洗面台がたくさんありますのでご紹介します。

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海が見える洗面所

昨年の暮れに小樽の駅前のマンションの全面改装をしました。築30年、LDKと2つの和室に1つの洋室の3LDKで65㎡の分譲マンションです。小樽の海が一望できる7Fでした。洗面所は個室になる為どうしても窓を取りたくて、室内に向いた窓(インナーウィンドー)を付けさせていただきました。

写真のように左側が上から下まで鏡で、右側の細長い窓から海が見えます。鏡面に水栓金物は取り付けられないため、設備の方には無理をお願いしましたが、気持ちをくんでくれて面倒な工事を快く受けて下さいました。

写真はbeforeとafterです。

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川岸 敦子

プロフィール
川岸 敦子 / 二級建築士

短大卒業後、CVS本部に入社。退社後、町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー小樽校に入学。1991年に独立。母校にてコーディネーションの講師 1997年インテリアデザイン会社 有限会社ブラン設立。住宅・マンションのモデルルーム・ホテル・店舗・医療施設のインテリア設計
二級建築士。1児の母。

イントロダクション
事務所の引越しをしました。機能性と美しさは当たり前です。仕事をする時の‘ここち良さ’ってやっぱり“光”でした。インテリアという自分の仕事を見詰め直す、いい機会となりました。このコラムでは、皆さんと一緒に“ここち良さ”について考えていきたいと思います。
→有限会社ブランHP