第22回 ナチュラルメイクの掟②

20150928_03第21回 ナチュラルメイクの掟①からの続きで、
ナチュラルメイクのお話をしてみたと思います。
今回は、ナチュラルメイクに欠かせない
赤・ピンク系のバリエーションのお話です。

なんのために?

メイク上手になるコツの1つに「なんのための作業なのかを理解する」ことが挙げられます。
チークでやりがちなのが、「チーク」と「シャドー」を混同してしまうことです。
血色をよくみせたい「チーク」は赤で。進出色なので、立体的にも見せることができます。
小顔効果を期待する「シャドー」は肌よりワントーン暗い色でするのがセオリーです。
これを使い分けないと、頬の一番高いところからサイドまでを赤く塗ってしまって、
小顔効果を逃してしまうことにもなってしまいます。
チークはあくまでも、血色よくみせるためにツールです!

ルージュとチークに使うピンク

口紅もチークも、目的は「血色をよく見せる」ことにあります。
つやつやとした、健康的な唇。ほんのり蒸気した頬。どれも女性の魅力を伝える大事なメイクです。
では血色よく見せる色とはどんな色でしょう?
まずは赤・ピンク系のバリエーションから見てみたいと思います。
お手持ちのメイク道具はどの色に近いですか?

赤・ピンク系のバリエーション

ピンクのバリエーションは…
①ローズ、桜色、などの『紫よりのピンク』
②いわゆる赤を明るくした『真っ赤なピンク』
③サーモンピンク・コーラルピンクなどの『橙よりのピンク』

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に大きく分けられます。

どれがベスト?

間違いの一番少ない色は『真っ赤なピンク』です。
紫やオレンジによらない、『真っ赤』に白を混ぜたピンクです。
これは一番血の色に近い色ですので、間違いが少ないです。
紫よりのカラーは、老け感が出やすいので昭和感を出したい時以外はおすすめできません。
橙よりのカラーは、似合う似合わないが分かれる色です。しっかり試してOK!
と思える方にしかおすすめできません。

まとめ

お手持ちの口紅、チークはどのタイプでしたか?
女性の美しさをより引き出すパワーを秘めたメイク、上手に赤・ピンク系の
バリエーションを見極めて、ご自身の魅力をさらに輝かせてください!

アズマ レイコ

プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター

2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。

イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!