実録!今、話題の「断捨離」に親子で挑戦しました

#22 実録!今、話題の「断捨離」に親子で挑戦しました

もうすぐ3歳になる息子が、最近、「かたじけない…」と言い出しました。「なぜ武士言葉?」なんて不思議に思っていたら、どうやら「(おもちゃを)片付けない」とアピールしていたよう。もともと片付けが苦手な私は、子供のおもちゃを乱雑に放置していたから、息子も「遊んだ後はお片付け」という気分にならないんだろなあ。そこで、「断捨離」という整頓術を親子で挑戦することにしました。断捨離を実践した人が「捨てることで人生が変わる」なんていうように、息子にもなにか変化があるかしら?

コミックエッセイの「断捨離アンになろう!」

今回、参考にしたのは、「断捨離アンになろう!」(鈴木淳子著 ディスカヴァー・トゥエンティワン)という本です。中身は、コミックエッセイタイプでほとんどが漫画。「毎日忙しくて、活字を読む気にならないわ」というママにもさくっと読めて、分かりやすい内容です。

そもそも「断捨離」とは、クラター(ガラクタ)コンサルタントのやましたひでこさんが提案する整頓術で、「自分の身の回りにある、不要なものなどを断じ、捨て、執着から離れて楽で軽やかな人生を手に入れよう」というものです。

具体的に「断捨離」という言葉を説明すると
「断」は、「不要なモノが入るのを断つ」
「捨」
は、「不要なモノを捨てる」
「離」
は、「片付けやモノの執着などの煩わしさから離れる」
ということになります。

そこでまずは、「捨」を実践。
家にあるおもちゃの中から不要なものは捨て、必要なものとお気に入りのものだけ残すことにしました。

これが「断捨離」前のおもちゃコーナー。ブロック、ぬいぐるみ、キッチンセットなどもランドリーバスケットに詰め込んでいます。これじゃあ、底にあるおもちゃは取り出しにくいし、「おもちゃを片付けよう」「大事にしよう」という気持ちにはならないですよね…。

ランドリーバスケットにこまごましたおもちゃも入れちゃってました

これがランドリーバスケットの中身です

おもちゃを見つめる瞳は真剣そのもの

早速、おもちゃを吟味する息子。しかし、彼はまだ2歳ゆえ欲望のかたまり…。私が「これはいる?」と聞いたら、すべて「いる」との返事。なかなか「いるもの」「いらないもの」の区別ができないので、しばらくそのまま遊ぶことにしました。

おもちゃの収納ボックスを積極的に組み立てていた息子。やはり、ランドリーバスケットが不満だったのか

そして30分後。なんの気まぐれかわからないのですが、息子は「これいらない」「これいる」とちょっとずつ選別できるようになりました。といっても、息子にとっては、ほとんどがいるものばかりらしいので、壊れたおもちゃなどは、私がこっそり捨てることに。

なんとか必要なおもちゃを選べたので、今度は、この日のために購入したおもちゃの収納ボックスに入れることにしました。

キレイに収納してできあがり。約3時間で、完了しました。

ブロックゾーン、ぬいぐるみゾーン、ボールゾーンなどに分類して、見た目もスッキリ。こんなにキレイに片付けられて、親子ともども大満足です。

得意げにボールを片付ける息子

そして、「断捨離」後の変化はというと…。なんと、息子はちゃんと片付けができるようになりました! そして今までは、おもちゃで遊んでいてもすぐに飽きてしまい、私に別の遊びをしようとか「外に遊びに行きたい」とせがんでばかりいたのですが、一人でもブロック遊びをするなど、一つのおもちゃで長時間、遊ぶようになりました。「断捨離」をしたことで、私から「離れて一人で遊ぶ」ということに目覚めてくれたのかもしれません。これが私にとって一番の「断捨離」効果だったかも。ありがたい〜。

まとめ

「断捨離」したことで、息子は「おもちゃを大切にしよう」「部屋がキレイになっていると気持ちがいい」という感情が芽生えたようです。これからは、「不要なおもちゃを買わない」ことを意識し、以前の状態にならないよう注意していこうと思います。
また初めは、息子と一緒に「断捨離」をするのは難しいと思っていたのですが、意外と楽しみながら片付けることができました。「天気が悪いから外出できないわ」なんて日に、親子で「断捨離」をしてみるのも、いい暇つぶしになるかもしれませんよ。

Writing by まるみ