Sweet 10 Renovation/みんなの疑問にプロがお答えいたします!

【目次】

CASE1

生活感のない家にしたくて色々試みたら、家族に落ち着かないと言われました。
生活感を無くしつつも、落ち着いて家族が過ごせる癒しの空間にするには?

プロからの回答

生活感のない空間に「息抜き、肩の力が抜ける場所」を作ることです。生活感を無くすということは、極端ですが、物を無くす(収納する)ということです。例えば、物をきちんと収納できる場所を確保し、明るくてやさしいナチュラル空間(フローリングに無垢材を使うなど)にしたり、グリーン(オシャレな観葉植物)などをポイントに入れたり、暖色系の照明器具で部屋をライティングしてみると物は無くても、優しい空間になります。電球が白色なら電球色に、雑貨や小物等でのディスプレイ、空間にさし色を取り入れてアクセントをつけたりするなどすると、今より良くなるのではないでしょうか。何事もバランスが大事なので過剰にならないよう気をつけないといけないでしょう。

(回答者:plus alpha. 代表 石月恵介さん)

CASE2

旅館やカフェのような空間が心地よいと思うのは何故ですか?
家の中をそういった空間にするにはどうしたら良いのでしょうか。

プロからの回答

暮らす為の家には、お店や旅館には無い、細々した「暮らしの必需品」がすぐに使える場所、つまり比較的目に付く場所に多数置かれています。例えばキッチン廻りなら冷蔵庫にカレンダーが吊るされ、周りにはお子さんの通う幼稚園や小学校からのお知らせやチラシ、輪ゴムや筆記用具、料理関連の雑誌、鍵、携帯電話の充電器、ビニール類、使いかけの食品・調味料など「生活と共に増えるもの」が多数あると思います。これらの使いやすさを大きく変えることなく、集中的に収納し、且つ、簡単な動作で隠すことが出来るようなプランをお勧めしています。例として、キッチンの一角に踏み込んで入れる配置で1~3畳程度のストックヤードを授け、ゴミ箱やストック品はもちろん、冷蔵庫も収めてしまいます。普段は扉を開けて家事を行い、来客時などは壁のような引戸をぱっと閉めてしまえば生活感を表に出さなくて済みます。最近一般的になった対面式キッチンやオープンキッチンなどはこのような工夫で「便利」と「心地よさ」の両立が可能です。

(回答者:株式会社土屋ホームトピア 一級建築士 三橋竜太郎さん)

CASE3

家を建てるなら、家族にアレルギーの子がいるので、できれば自然素材を使いたいと思うのですが、自然素材で知っているのは漆喰くらい。他にどんなものがあるのですか?

プロからの回答

自然素材には、漆喰、珪藻土、和紙や織物の壁紙、無垢材、畳、コルク、麻、籐、竹、炭など、様々な種類があります。気を付けなければいけないのは自然素材そのものではなく、それらをどの様に施工するかです。例えば、過敏肌のお子さんの為に壁を漆喰にしたのにアレルギーが出たという事例もあります。原因は、漆喰に含まれている角又と呼ばれる天然海藻糊でした。アレルギーと言っても一般的に言われているホルムアルデヒドや、トルエンなどの揮発性有機成分だけではありません。自然素材の松や杉でも、アレルギーを持つ人もいます。施工方法同様、お子さんが何のアレルギーかを把握することも大切です。当社で取り扱う光触媒は、アレルギーの原因である有機性有害物質やウイルスなどを漆喰の様に吸着させ、太陽光エネルギーで分解します。光触媒の基となる二酸化チタンは、医薬品や化粧品の添加剤としても使用されている、とても身近で、人体に影響の少ない物質。空気にこだわりたい、アレルギーが心配というご家庭にお勧めです。新築やリフォームの際に施工をご検討されてみてはいかがでしょうか。

(回答者:Green Breeze 株式会社 代表 大町敏之さん)

CASE4

もともと収納が少ない家で、子どものモノなどで常に物が溢れかえります。今すぐ捨てられるものでもないので、到底素敵なインテリアにはほど遠い状態です。リフォームするなら、どんな方法がありますか?

プロからの回答

お子さんの伸びやかな感性を育む、という視点でも、収納計画はとても大切です。オススメは、リビングに壁一面の収納シェルフを設置し、ファミリーライブラリー化する事。家族の趣味や情報を一ヶ所に集める事で、 子どもが自然と様々な物事に興味を抱くようになります。また、可変性も大切ポイントです。子どもは伸長が伸びていきますから、収納パーツや棚板は、設置箇所を変更できる方が良いですね。ライブラリーを後付けで造る場合、市販の家具では転倒の恐れもあり危険です。住宅の構造や耐荷重を確認した上で、壁面にしっかり固定出来る方式で設置しましょう。

(回答者:リファイン西野 店長 西田浩計さん)