フォーシーズンカラーのレッスン、第3回目となりました。
今回から、いよいよ、それぞれのシーズンのカラーを個別にご紹介していきたいと思います。
それぞれのシーズンの見極め方は第1回、第2回で予習していますので「?」となったら、そちらもご参照ください。
カラーグループのレッスンは「春」からはじめましょう。春のお花畑のように華やかで明るい色あいが特徴です。
春のカラーは、「春のお花畑のような」と形容されることがあります。
カラーパレットを見ていただくとわかりやすいと思いますが、フレッシュな色がたくさんです。
チューリップの赤。水仙の黄色。若葉の緑。春を彩る華やかな色が多く、フォーシーズンの中ではもっとも「キレイ色」が豊富なグループといえるでしょう。
ご家庭のファブリックを春の色でそろえると、とっても鮮やかで元気な印象にまとまります。
大事なのは、雰囲気で記憶しないことです。
カラーの情報は、なんとなく、雰囲気、センス、などに頼ると境界がどんどん曖昧になってしまいがちです。分類の条件をチェックしてみましょう。
色の温冷感で分けた温かい色は、イエローベースのことです。
イエローベースの中でも、濁りがなく、明るく、彩度の高い色が「春の色」になります。
さて、もうひとつ大事なことが、こちらのコラムで何度か繰り返している「茶色」の分類です。
インテリアでしたら、特に「木」の色として出番が多いことでしょう。建具、床、テーブル、椅子、チェスト……「木」の色を選ぶ機会は多いものです。
茶色は、基本的にはイエローベースの得意分野になります。黄色やオレンジの種類が豊富ということは、すなわち、茶色のバリエーションも豊富ということ。
春色でまとめたい時には、アイボリーのような色あいから、ミディアムなトーンまでにとどめると、春色の鮮やかさとバランスがとれます。
あまりダークな色にしてしまうと、明るい春色が浮きやすくなりますので、要注意です。
春色の魅力は、なんといってもその華やかさにあります。目に入るだけでウキウキする、日常を彩ってくれるカラーです。
特におすすめなゾーンは、キッチンです。殺風景になりがちなキッチンに、フキンやスポンジ、手袋などで春色を取り入れてみてはいかがでしょうか? キレイ色のエプロンも素敵ですね。
次回は、夏の彩りについてお話してみたいと思います。
プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター
2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。
イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!