第26回 自分の好みを知ろう!①

20160524_01イメージと配色には、理論的な相関関係があります。どんなイメージにはどんな色が相応しいか、という「答え」があるのです。
しかし、十人十色、とはよく言ったもので、人それぞれ好みは違うもの。同じナチュラルな印象の家で暮らし始めても、自然とそれぞれの個性が出てくるものです。プラスするファブリックが、北欧風なのか、リバティプリントなのか。一言でナチュラル志向、といっても好みのイメージは多岐に渡ります。
大事なのは自分が、どのようなイメージを好んでいるかをしっかり把握すること。ファッションのご相談でも、好みのヒアリングには長い時間をかけています。今回は、自分の好みを探ってみよう!というお話です。

イメージ語から探す

そうは言っても、なかなかイメージを言葉にするのは難しいものです。
そこで、A、B、C、の語群を用意してみました。
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どのグループがマッチしましたか?

どれも好き。1つずつある。2つあるものと3つあるものがある。等々、あると思いますが、ここは心を鬼にして、1つだけグループを選んでみてください。
全体に散っている、というタイプの方は、「絶対譲れない」「2番目に好き」など順位を決めて、上位の言葉のあるグループを選択されるとよいと思います。

オススメの色み

好みのイメージの空間を作るのに、オススメな色みをご紹介していきます。

Aグループが好きな方→暖色系等がオススメです。
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Bグループが好きな方→寒色系統がオススメです。
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Cグループが好きな方→ナチュラルカラーがオススメです。
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まとめ

いかがでしたでしょうか?
日本の住宅は、壁紙や床色で冒険するケースが少ないですので、ファブリックの色みの選択が、色彩計画の中でも重要な位置を占めると思います。
今回はざっくりと色みのグループのお話でしたが、次回はトーンのお話をしてみたいと思います。

アズマ レイコ

プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター

2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。

イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!