中古住宅の見学時にできる8つの簡単チェックポイント!
中古住宅を現在探している最中というママ住まサポーターのENさんから、中古住宅を購入する際のポイントを知りたいというメールをいただきました。そこで今回、株式会社やまもくの山口社長に、見学時に専門家でなくても簡単にできる、中古住宅のチェックポイントを伺ってきました。
ママ住まサポーターからの質問
我が家は今、中古戸建てを探している最中ですが、物件検索していると、築30年経過している物件がリノベーションで売り出していたりします。外観も今風ですが、建物自体は、築30年が経過しているというのを見ると、購入を考えたくても、柱や基礎の耐久性、断熱材は新しいのに変えているのかなど不安要素があり、決断ができません。中古住宅を見学する際のチェックポイントがあれば教えてください。
(ママ住まサポーター ENさん)
CHECK POINT
- 昭和56年6月1日以降に建築確認を受けて建てられた家かどうか
建築における法律が改正がされた昭和56年6月1日からを境目に、耐震基準が新しくなりました。そのことから昭和56年5月31日よりも前の家には、耐震の為の構造が十分でない可能性もあるので、いつ建てられたのか、が一つの基準になるでしょう。
- 「ここに杭は入っていますか」と聞いてみる
不動産業者と一緒に物件を見ながら、基礎下に杭が入っているかどうかも確認してみましょう。
- 外壁に触れてみて塗料がつくかどうか触ってみる
屋根も同様ですが、簡単に確認できるのは外壁です。塗料の色が手につくと、外壁としての性能が落ちている場合もあるので、塗り替えが必要になるケースがあります。
- 家の中をぐるっとまわって、押し入れなどにカビがないかを確認
- 壁や天井に雨漏りのシミや濡れた跡があるかを確認
- 床下収納をあけてみて、じめっとしているところは注意
床下が土なのかコンクリなのかも確認し、断熱材が垂れ下がっていないかどうかもチェック。
- 配管の交換があったかを聞いてみる。
配管の交換があった場合は、変えてから年数がどのくらい経っているかや、銅管ポリブレンを使っているかどうかも一つ目安なります。リフォーム済み物件と書いてあるところでも確認してみましょう。
- 断熱材を交換済みかどうか(リノベーション住宅の場合)
リノベーションをした中古住宅でも、企業によって、断熱材を交換していない場合もありますので、リノベーション住宅の見学に行く場合は、この点も確認してみましょう。
良いなと思える物件にめぐり合えたら
基礎の状態を調べてみる
中古住宅を購入後、リフォームやリノベーションをしたいと思っても、その物件の基礎の状態によっては、家の性能としての十分な耐震力が工事によって確保することが難しい場合、工事を断られるケースもあります。良いなと思う物件にめぐり合えたら、購入前に基礎の検査を行い、修繕した場合にはいくらかかるのかを含めて考えることをオススメします。
<POINT>心配な結露を機械換気で解消!?
中古住宅だと、結露が心配という方も多いと思いますが、購入する家の構造から空気の流れがあまり良くない場合は、機械換気を入れて、空気の流れを良くし、結露などを緩和するという方法もあります。
ご回答いただいた方
株式会社やまもく/代表取締役社長 山口 雄大 さん
やまもくは安心と信頼の創業88年。「温故知新」をテーマに、古きを生かし、新たなものを創造する代々住み継がれる家づくりを行っております。また工事だけではなく一生付き合える工務店を目指し、親しみやすいお店づくりもしております。
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