2階リビングの家
2階リビングの家
出産を機に、子どもの環境を考えて一念発起。家の中で一番長く過ごす場所だから、LDKは明るい2階に置きました。
[ 札幌市 Tさん邸 ]
ご家族構成 |
ご夫婦+お子さま1人 |
完成 |
2012年7月 |
設計・施工 |
サンオーホーム |
建売住宅を見て、設計・施工の依頼先を決定
家づくりを考えたのは2011年の夏、妊娠がきっかけでした。夫婦2人ならマンションもいいけれど、子どものことを考えたら一軒家で自然が身近にある所がいいねって。といっても土地も何もありませんから、ゼロからのスタートです。たまたま見に行った建売住宅のシンプルで機能的な感じが気に入って、この会社に設計・施工を頼もうと決めたのがサンオーホームさんでした。それで、土地探しも一緒にお願いすることにしたんです。私たちの希望条件に合う場所が見つかったのは3ヵ月ほど経った秋。それからプランを練って、春、出産とほぼ同じ時期に私たちの希望で地鎮祭をして、土地の神様にごあいさつしました。
「室内の温かな印象に対して、外観はグレーでシャープに」。ガルバリウムの素材感に、ドアの木質がいいアクセントになって
フレキシブルに使える和室を、リビング横に
プランでは一番過ごす時間の長いリビングにこだわりました。まず、開放的にしたいこと。それと、参考にしたサンオーさんの建売住宅は1階にLDKがありましたが、逆転プランの2階LDKにしてほしいとお願いしました。明るさと暖かさを確保したいと思ったのが、その理由です。あと、リビングの隣に何か作業ができたり、客間としても使える和室を希望しました。内装では2階空間の明るさを引き立てるため、フローリングや壁クロスはナチュラル系の薄めの色に。リビングと和室がグリーン、ダイニング・キッチンはピンクとテーマカラーを決めたので、小物を買うときも色で迷うことはありません。
4畳半と小さいけれど重宝な和室。提案された吊棚も便利
2階階段ホールのニッチには子どもの写真を飾って
既製のボックスが入る大きさで棚板を組んでもらった収納
ダイニング横のカウンターデスク。将来、お子さんが小学生になったら「ここで宿題やってくれるかな~」
淡いピンクが清楚な印象のキッチン
色を変えられるLED照明も楽しい
家を建てたことのある友達には「いざ住んでみると、いろいろ気になる所が出てくるよ」といわれてましたが、おかげさまで今のところありません。広いし自然も身近にあるし、明るいし暖かいし、満足しています。リビングの照明は主人こだわりのLEDで、光の色が蛍光灯のような白色にも温かみのある電球色にも変えられるのが気に入って、即買い(笑)。家具も空間に合うようにナチュラルテイストのものを新調して、毎日が気持ちよく、さわやかに暮らせてます!
蛍光灯色や電球色など、あかりの色を変えられるリビングのLED照明
素材感もナチュラルな雰囲気に合うベンチタイプのソファ
ママ住まからの質問
Q.
土地探しでは、なににこだわった?
A.
自然のある環境、南向き。
緑が近い環境は条件としてはそう難しくありませんでしたが、ひたすら南向きを探していたので、それがちょっと…。南向きの土地ってなかなか出ないもんですね。私たちが望んでいた地域がサンオーホームさんの地元だったので、情報に通じていて、物件がポッと出たときにすぐに手が打てた感じでした。
Q.
家づくりで参考になったことは?
A.
友人の新築体験談、建売住宅やオープンハウス。
友人の家での空間体験は、モノの距離感というか、広さを感覚的にとらえるのに参考になりましたね。あと、友人が建てたのも数年前だったので情報が新しく、有効に活用させてもらいました。モデルハウスはいろいろ見て「素敵だ」とは思ったんですが、ピンと来なかった。私には、建売住宅やオープンハウスのほうが実生活をイメージできてよかったようです。
Q.
サンオーホームからの提案で気に入っている点は?
A.
玄関の縦窓、階段の窓とニッチ、収納、和室のしつらい。
玄関ドアにはすりガラス入りのタイプを選びましたが、郵便受けの上にあけた縦スリットの窓のおかげで、玄関がさらに明るくなりました。階段も暗くなるかと思ったら3つの窓で明るいし、写真立てなどを飾れるニッチも素敵でしょ。2階リビングだと階段がお客様の動線になるので、みなさんウチの子の写真を見てくれます。収納はシューズクロークをはじめ、スペース取りに工夫いろいろ。小さくてもいいからほしいと思った和室は、障子や天井の仕上げなど、本来の和室のしつらいにすると費用がかかってしまうので、洋室の造りで畳を敷き、和のテイストを入れるスタイルを提案してくださいました。
Q.
打ち合わせで特によかったポイント。
A.
デメリットもきちん教えてくれたこと。
こうしたら「この点を考えないといけない」というように、デメリットも隠さず教えてくれたところがよかったですね。家づくりは選択に次ぐ選択なので、迷ったときにデメリット面を教えてもらえると判断しやすくなるし、デメリットがあってもほしいかどうか決断がつきます。
Q.
これから家を建てる人にアドバイスを。
A.
好きなものの詰め込みすぎは禁物。
私はもともとデザインが好きで、可愛いテイストやシックなイメージなど、いろいろ入れたいと最初は思っていたんです。でも、全部を入れてまとまりがなくなるのも、よろしくないですよね。だから、デザイン面でもサンオーさんのアドバイスをもらいました。こだわりを持つのはいいけれど、好きなものを詰め込みすぎないことが大事だと思います。
取材に伺ったママ住まサポーターの感想
ママ住まサポーター 鈴木千夏
赤ちゃんの誕生に合わせての家づくり、なんだか羨ましく、幸せ感に包まれたTさんのお宅でした。「可愛いものも好き」とおっしゃっていたけれど、甘すぎないチョイスで大人な雰囲気。建売住宅やオープンハウスなど実際に住むことを前提に建てられた家を参考にされたり、too muchにならないように施工会社さんに相談されたり、地に足の着いたプロセスがとても参考になりました。やっぱり、なにごとも自分を見失わず冷静に、ってことでしょうかね。