子どもの預け先

子どもの預け先

「幼児教育・保育」はほとんどのママが一度は考えるテーマだと思います。
「働きたいけどどこに預けよう?」「どこに預けるかでなにか変わるの?」
などの疑問をよく耳にします。そこでママNavi会員100名にアンケートにお答え頂いたリアルなママの声と共に各施設をご紹介します。また、2019年10月から始まった「幼児教育・保育の無償化」についてもご紹介。

アンケート結果

アンケート結果

主な預け先とママの声

公立保育所・認可保育所

市から認可を受けた保育所で、保護者が仕事などの理由から家庭で保育することができない乳幼児が対象です。入所審査があり、世帯の市民税額により保育料が決定します。また、保育所によって対象年齢や保育時間が違います。

ポイント
  • 夏休みや冬休みなどの長期休みがない
  • 国や自治体から運営費の補助があり他の保育施設よりも比較的安い
  • 最近では、保育所ごとに個性が見られ、音楽や体操、英語などに力を入れているところもあり、差別化が見られる
ママの声
  • 体操教室、リトミック、英語をやってくれて子どもも楽しんでいます
  • 急な残業などの時も延長保育があって助かっています
  • 平日に親が参加の行事が多く、少し辛かったです

ママNavi編集部より
実際のママの声からも他の施設に比べて比較的安いという声がありました。見学の際にどこを重視するか、自分の働き方と合っているかなどしっかり見て判断すると良さそうですね!

認可外保育施設

国から認可を受けていない乳幼児保育を目的とした保育所です。設備や人員配置などが認可保育所よりゆるやかです。所得に関係なく保育料は施設が決定します。

ポイント
  • 認可保育所より比較的入園しやすい
  • 小規模で細かいところまで先生の目が行き届く
  • 夜間保育や土日預かりなど受入れ時間の融通が効く
  • 保護者の就労状況と関係なく入所できるところが多い
ママの声
  • 時間の融通がきいて助かっています
  • 毎日英語の勉強があり、子どもの英語教育に役立ちました
  • 新しい先生の紹介がなく少し寂しいので、先生の名札があると嬉しい

ママNavi編集部より
他の保育施設に比べると比較的時間の融通がきくようですが、長期休暇の一時保育がないなど施設によって異なる部分があるようです。教育に力を入れている施設もあるようですね。

認定こども園

幼稚園と保育所の両方の機能を合わせもつ施設です。幼稚園の定員割れ、保育所の超過入所・待機児童などの状況や多様化する保護者のニーズに対応しています。また、世帯の市民税額によって保育料が決まります。

ポイント
  • 幼稚園(幼児教育)と保育所(保育)の両方の機能を提供
  • 地域の実情や保護者のニーズによって種類を選択できる多様性をもつ
  • 仕事を持つママやパパへの行事の日程の配慮がある
ママの声
  • 1歳から預けていて、転園することなく年少から幼児教育を受けることができた
  • あまり調べずに願書を出したら本当は市への提出で、直前になって大慌て

ママNavi編集部より
縦割り保育を行う園もあり、世代の違う子ども同士の交流が成長のきっかけになるようです。園によって、受入れ方や申込み方法が異なるので、情報収集が大切です。

幼稚園

文部科学省管轄の教育施設で公立と私立に分かれており、小学校以降の基礎をつくるための幼児教育を行っています。満3歳以上が対象ですが、最近では早期保育や延長保育を実施するところも増えています。

ポイント
  • 保育所とは違って幼児教育を目的としており、教育方針は各園で異なる
  • 18時または19時までの延長保育を利用する保護者が増えている
ママの声
  • そのまま延長や預かり保育があって助かっています
    30分毎の料金なので利用しやすい
  • 送迎があるのは嬉しいです
  • 土曜日もあると嬉しい

ママNavi編集部より
幼稚園に預けていても働いているママが多い印象でした。でも保育所などに比べると延長を利用する時などはやや割高に感じる方もいるようです。また、預かり保育を実施していない園もあるようなので、しっかりした下調べが必要ですね。

企業主導型保育施設

2016年に運営が開始された、企業が自社従業員と地域のために設置した認可外保育施設の一種です。地域の子どもの受入れは任意ですが、社員で定員が埋まることは少なく、多くの施設で社員以外の子どもの受入れを行っています。

ポイント
  • 国から運営費の補助を受けているので、一般的な認可外保育施設より保育料を抑えられる
  • 企業の運営方針にもよるが、休日・夜間の保育や病児保育が受けられる施設もある
ママの声
  • 持ち物が少ない気がします。すごく助かります
  • 小規模なので、発表会のときなど観覧人数の制限があります

ママNavi編集部より
社員ではないけれど、入れたという実際のママの声もありましたよ。また、園によっては夜間や休日の保育サービスを行っているところもあるそうです。街の中心地に立地してる園も多いようで園庭がなかったりビルの1室だったりという園もあるようです。

地域型保育事業

市の基準を満たす事業者が交通利便の高い賃貸物件などで子どもの保育を行います。定員19人以下で、3歳未満(3歳になる年度末まで)の乳幼児が対象です。3歳以降は連携施設やその他の施設に入所します。

ポイント
  • 年齢や世帯の市民税額により保育料が決定
  • 求職中でも比較的入所しやすいところが地域によってはある
ママの声
  • 小規模保育なので、先生の目が行き届いてると感じています
  • 時間の融通も比較的ききやすいと思います

ママNavi編集部より
求職中から入園でき、そのまま就職できました、というママもいらっしゃいましたよ。
3歳以降の転園が少し大変だったという声も。

もくじ

実際のママの声を聞いてみて、どの施設が良くてどの施設が良くないなんてことは全くなく、それぞれ特徴があると感じました。一番は子どもに合っていることやママのライフスタイルに合わせて負担が少ないことが大切だと思います◎
そのためにもまずは見学が大切だと思います。見学で園の雰囲気を知り、自分の子に合っているかを見極めてください。
迷った時や施設の違いを知りたい時などにこのページを思い出して参考にして頂けると幸いです(^ー^)

「幼児教育・保育の無償化」について

子育て世代にとっては嬉しいこの制度。
始まるのは知っているけど内容がよくわからない…というママも多いです。
ここではよく聞く質問について回答していきます。

対象は何歳なの?

対象は原則3歳児~5歳児です。
※ただし、住民税非課税世帯は0歳児~2歳児も対象です。

どの施設も対象なの?

原則、全ての保育所、幼稚園、認定こども園が対象です。
※ただし、認可外保育施設等が無償化の対象となるには施設からの申請が必要です。対象の可否については、施設にご確認ください。
下の表で詳しく見て行きましょう。

無償化対象施設・サービス 無償化の上限額
①地域型保育事業 現行の保育料
②認可保育所
③認定こども園(保育部分)
④認定こども園(幼稚園部分)
⑤幼稚園(新制度)
⑥幼稚園(私学助成園) 月額25,700円
⑦認可外保育施設 月額37,000円
※⑦~⑩は併用可
⑧一時預かり
⑨病児保育事業(病後児デイサービス事業)
⑩さっぽろ子育てサポートセンター
 札幌市こども緊急サポートネットワーク
⑪幼稚園預かり保育 月額11,300円
⑫企業主導型保育事業所 各施設に直接確認

※⑥~⑪の施設は申請が必要
※⑦~⑪は原則、一度支払った利用料を、後日保護者からの請求に基づき給付

一時的に預けたい時も対象なの?

上図の⑦~⑪はあくまでも「保育を必要とする」と
認定を受けて施設やサービスを利用する方が対象です。
以下のいずれかに当てはまり、「保育を必要とする」
認定を受ける必要があります。

  • 就労
  • 妊娠出産
  • 疾病・障害
  • 同居親族等の介護・看護
  • 災害復旧
  • 求職活動(起業準備も含む)
  • 就学・職業訓練
  • 虐待やDVのおそれがあること
  • (継続在園の場合)育児休業
  • その他の上記に準じる事由がある場合
すべてが無償化の対象なの?

スクールバス代、食材料費、行事費など保育・教育費以外の実費は対象外です。
※ただし食材料費のうち副食費は免除となる場合があります。